大泉洋ら擁するオフィスキューの現在地|創業秘話から最新動向まで徹底解剖
北海道・札幌を拠点に、日本エンターテインメント界の第一線を走り続ける芸能プロダクション「株式会社クリエイティブオフィスキュー(CREATIVE OFFICE CUE)」。大泉洋や安田顕をはじめとする演劇ユニット「TEAM NACS」、そして創業者である鈴井貴之らが所属し、地方発プロダクションとしては類を見ない圧倒的な存在感を放ち続けています。
かつては「地方の劇団員が集う小さな事務所」だった同社が、なぜ全国区のスターを次々と生み出し、今なお熱狂的なファンコミュニティを維持できているのか。2026年現在の最新動向や所属タレントの状況、アミューズとの強固な業務提携システム、そして知られざる創業の舞台裏まで、その全貌を余すところなく紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:1992年に鈴井貴之と伊藤亜由美が立ち上げ、「札幌にいながら表現活動を続ける」理念を貫き巨大カルチャーへ成長。
- 要点2:大手芸能事務所アミューズとの業務提携により、「北海道のマネジメントはキュー、全国展開はアミューズ」という独自のハイブリッド戦略を確立。
- 要点3:TEAM NACSの円熟したソロ・集団活動に加え、次世代ボーイズユニットNORDの躍進やデジタルファンクラブ「ThankCUE+」の進化など、2026年も挑戦を継続。
【創業秘話と歴史】鈴井貴之と伊藤亜由美が札幌で蒔いたエンタメの種
クリエイティブオフィスキューの原点は、1992年2月に遡ります。劇団「OOPARTS」を主宰していた鈴井貴之と、当時その舞台を支えていた伊藤亜由美(現・取締役会長)によって設立されました。当時の北海道には、俳優やタレントが専業で生活できる芸能ビジネスの基盤がほとんど存在せず、夢を追う若者は誰もが上京を選ばざるを得ない時代でした。
「北海道にいながら、表現者がきちんとご飯を食べられる場所を作りたい」という切実な想いが、事務所立ち上げの原動力でした。創業初期は資金繰りに苦しみ、タレントのマネジメントからデスクワーク、ライブの制作・チケット販売までを手探りでこなす過酷な日々が続きます。しかし、この黎明期に培われた「何でも自分たちの手で作り上げる」というDIY精神こそが、後にオフィスキューの強力なブランドDNAとなっていきました。
『水曜どうでしょう』の爆発的ヒットとTEAM NACSの全国ブレイク
事務所の運命を大きく変えたのが、1996年に北海道テレビ放送(HTB)でスタートした深夜番組『水曜どうでしょう』でした。「ミスター」こと鈴井貴之と、当時北海学園大学の学生で事務所に所属したばかりの大泉洋がレギュラー出演。低予算を逆手に取った破天荒な旅企画と、演出陣(藤村忠寿ディレクター・嬉野雅道カメラ担当ディレクター)との泥臭い掛け合いが道内で爆発的な人気を獲得します。
番組はクチコミや再放送を通じて全国へと波及し、大泉洋の知名度は一気に全国区へと拡大しました。時を同じくして、大泉が大学の演劇研究会仲間である森崎博之、安田顕、戸次重幸、音尾琢真とともに結成した演劇ユニット「TEAM NACS」も、オフィスキューの全面バックアップのもとで活動を本格化。道内公演の即日完売を皮切りに東京公演へと進出し、やがて「日本一チケットが取れない演劇ユニット」と称される社会現象を巻き起こしました。
アミューズとの業務提携がもたらした「北海道発・全国区」のハイブリッド戦略
オフィスキューの躍進を語る上で欠かせないのが、2004年に結ばれた大手芸能プロダクション・アミューズとの業務提携です。地方事務所が抱える最大の壁は、在京キー局のドラマや映画、全国規模の大規模プロモーションにおける営業力と制作体制の限界にありました。
そこで両社は極めて先進的な分業モデルを構築します。道内におけるタレントマネジメントや地域密着型の活動はオフィスキューが主導し、東京を中心とする全国規模の映画・ドラマ・CM展開はアミューズが担当するという協力体制です。この提携により、大泉洋や安田顕は拠点を北海道に残したまま全国の一等賞へと駆け上がり、事務所自体も地方の独立性を損なうことなく強固な経営基盤を手に入れました。
【所属タレント一覧と現在地】TEAM NACSから新世代・歴代メンバーの退所動向まで
現在のクリエイティブオフィスキューは、円熟味を増したベテランから次世代を担う若手まで、多彩なタレントが所属しています。
中核を担うのは、言わずと知れたTEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)の5人です。大泉は紅白歌合戦の司会や映画主演を次々とこなし、安田は名バイプレイヤーとして映画・舞台で唯一無二の地位を確立。リーダーの森崎は北海道の食と農業を伝えるアンバサダーとして道内で絶大な信頼を誇り、戸次・音尾も確かな演技力で全国の映像作品に引っ張りだことなっています。
さらに、タレント・ラジオパーソナリティとして道民から深く愛される小橋亜樹や北川久仁子、シンガーソングライターのChima、そして次代のエンタメを牽引するボーイズユニット「NORD(ノール)」(舟木健、安保卓城、島太星、瀧原光)など、個性あふれるメンバーが揃っています。
一方で、過去にはタレントの退所や卒業も経験してきました。音楽活動に専念するための円満な独立や、活動拠点の変更に伴う移籍など、理由は個々のキャリアによって様々です。しかし、多くの元所属タレントが退所後もオフィスキューのイベントにゲスト出演するなど、温かな関係性が保たれている点も同社ならではの特徴といえます。
ファンを熱狂させる独自カルチャー|『CUE DREAM JAM-BOREE』とファンクラブの進化
オフィスキューが長年にわたり業界屈指のファンロイヤルティを誇る理由は、徹底した「ファンファースト」の姿勢にあります。その象徴が、2年に1度開催されてきた巨大イベント『CUE DREAM JAM-BOREE(ジャンボリー)』です。
北海きたえーるなどの大会場に全国からファンが集結し、所属タレント総出演でオリジナル楽曲のライブやコント劇を披露するこのステージは、オフィスキューの「お祭り精神」の集大成。タレント自らが作詞・作曲を手掛け、バカバカしくも全力のエンタメを届ける姿は、既存の芸能事務所にはないアットホームな熱量を生み出しています。
また、公式ファンクラブ「ThankCUE+(サンキュープラス)」は、従来の会報誌中心モデルからデジタルプラットフォームへと刷新。限定動画の配信、メンバーの日記、先行チケット予約など、全国どこにいてもリアルタイムに北海道の空気感とタレントの息遣いを感じられる設計となっており、高い評価を獲得しています。
次世代発掘オーディションとクリエイティブオフィスキューの2026年最新動向
2026年を迎えた現在、オフィスキューは「TEAM NACSの事務所」という枠組みを超え、さらなる進化を遂げています。伊藤亜由美会長を中心とした経営陣は、北海道の観光・農業・食文化と連携した地域活性化事業や、自社制作コンテンツの国内外への配信など、多角的なビジネスモデルを推進しています。
特に注力されているのが、次世代カルチャーを担う若手タレントの育成とオーディション事業です。北海道男子限定オーディションから誕生した「NORD」は、個人・グループともに全国メディアへの進出が加速。定期的なオーディションの開催を通じて、北海道発の新たな才能の発掘を精力的に続けています。「ローカルからグローバルへ」という創業以来の哲学は、時代に合わせたデジタル戦略とともに着実にアップデートされています。
【クリエイティブオフィスキュー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:TEAM NACSのメンバーはアミューズとオフィスキューのどちらに所属しているのですか?
A1:正式な所属事務所は「クリエイティブオフィスキュー」です。アミューズとは業務提携を結んでおり、北海道外における全国的なマネジメント(映画、ドラマ、全国ネット番組など)をアミューズが窓口となって担当しています。
Q2:クリエイティブオフィスキューのオーディションは誰でも応募できますか?
A2:不定期で新人発掘オーディションが開催されます。募集要項や対象年齢、応募資格はその都度公式サイトにて告知されます。北海道在住者だけでなく、北海道を拠点に活動したい意欲のある表現者を対象とした募集が行われる傾向にあります。
Q3:オフィスキューの社風や業界内の評判はどう評価されていますか?
A3:タレントとスタッフ、そしてファンとの距離が非常に近い「ファミリー感」が高く評価されています。北海道に強固な根を張りながら、全国トップクラスの案件を両立させる独自のビジネスモデルは、エンターテインメント業界における地方創生の成功例として常に注目を集めています。
まとめ:北海道愛と挑戦の精神が生み出すエンターテインメントの未来
クリエイティブオフィスキューの歩みは、日本の地方都市におけるエンターテインメントの可能性を切り拓いてきた挑戦の歴史そのものです。鈴井貴之と伊藤亜由美の蒔いた小さな種は、大泉洋やTEAM NACSという巨木へと育ち、今や次世代の若き才能へと受け継がれています。
東京一極集中が続く芸能界において、「北海道から全国へ、そして世界へ」というアイデンティティをぶらさずに進化を続けるオフィスキュー。その確かなマネジメント力と遊び心に満ちたコンテンツ作りは、2026年以降も多くの人々を魅了し続けるに違いありません。 (出典: クリエイティブ オフィス キュー(Yahoo!ニュース))