【2026年最新】according Toの意味と使い方!誤用例や類語との違い
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「according to」には「〜によると(外部の情報源)」と「〜に従って(基準・規則)」という2つの重要コア意味が存在する。
- 要点2:「according to me」は客観的権威を装う表現に聞こえるため誤用であり、自身の見解には「in my opinion」を使うのが鉄則。
- 要点3:条件分岐を表す「depending on」や、根拠を示す「based on」との境界線を把握することで、実務での英語発信力が飛躍的に向上する。
【基本概念】according toの品詞・文法ルールと2大コアイメージ
「according to」を正しく使いこなすための第一歩は、その品詞と文法上の制約を正確に捉えることです。文法的に「according to」は2語からなる群前置詞(複合前置詞)として扱われます。前置詞である以上、直後には必ず「名詞」「代名詞」「名詞句」「名詞節(what節など)」が配置され、完全な文(主語+動詞)を直接続けることはできません。 また、文章全体のどこに配置するかによって句読点(カンマ)のルールが異なります。文頭に置く場合は主節との境界を明確にするためカンマが必須となり、文末に置く場合は原則としてカンマを打ちません。文法上の骨格を整理したところで、この表現が持つ「2大コアイメージ」を確認していきましょう。
意味①:〜によると(情報源・データの引用)
最も一般的に使われるのが、報道、調査結果、第三者の発言などを引用する用法です。客観的な外部情報を引き合いに出す際に重宝されます。- According to the latest survey published in 2026, 68% of employees prefer hybrid work models.
(2026年に発表された最新調査によると、従業員の68%がハイブリッドワークを好んでいる。) - According to the weather forecast, heavy snow is expected tomorrow morning.
(天気予報によると、明日の朝は大雪が予想されている。)
意味②:〜に従って・〜に応じて(規則・計画・基準)
見落とされがちですが、実務や公的文書で極めて重要なのが「基準や規則に沿って行動する」という意味合いです。- The project proceeded strictly according to the original schedule.
(プロジェクトは当初の計画に従って厳格に進められた。) - Each student was evaluated according to their performance in the final exam.
(各学生は期末試験の成績に応じて評価された。)
【誤用の真相】なぜ「according to me」は英語圏で不自然とされるのか?
日本人学習者が英会話のディスカッションなどで頻繁に使ってしまいがちなフレーズが「according to me」です。「私によると=私の考えでは」と言いたい気持ちは分かりますが、英語ネイティブにとってこの表現は文法的に間違っているという以上に、非常に奇妙で傲慢な響きを与えてしまいます。 その理由は、「according to」という語が本質的に持つ「客観的な権威や外部情報源を引用する」という前提にあります。「according to」を使うことで、話し手は「自分とは切り離された信頼に足る確かなソース」を参照している態度を示します。 したがって「according to me」と言ってしまうと、「偉大なる権威である私自身の言説を、客観的事実として引用します」といったニュアンスが生じ、聞く側に滑稽さや尊大さを感じさせてしまうのです。 自分の主観的な意見や所感を述べる場合は、主観を示す専用のフレーズへ切り替える必要があります。- In my opinion / In my view(私の見解では)
- From my perspective(私の視点からすると)
- As far as I'm concerned(私に関する限りでは / 私個人の考えとしては)
- I believe / I think that...(〜だと考えております)
【徹底比較】according toとdepending on・類語の決定的な違い
英語ライティングにおいて、「according to」と混同されやすい表現が「depending on」や「based on」です。日本語訳だけを見ると「〜によって」「〜に基づいて」と似通っていますが、論理関係の組み立て方が全く異なります。 実務で頻出する4つの関連表現について、構造と使い分けの基準を下表に整理しました。| 表現 | 詳細・ニュアンス | 適した文脈・構文 | 編集部の見解・実務上の注意点 |
|---|---|---|---|
| according to | ・外部情報源の客観的な引用 ・確立された計画やルールへの準拠 | 文頭・文末での引用句 例:According to the report,... | 主観的な意見(me/us)には使用厳禁。データ引用の基本ツール。 |
| depending on | ・条件による変動・条件分岐 ・「〜次第で」「〜によって結果が変わる」 | 結果の可変性を示す文末・文頭 例:Prices vary depending on the season. | 引用ではなく「条件分岐」を表すため、情報源を示す文脈では使えない。 |
| based on | ・判断や推論の「根拠・土台」 ・事実・データを材料にした意思決定 | 判断や結論を導く根拠 例:Based on the data, we decided to... | 「材料にして判断した」という能動的なプロセスを含む場合に最適。 |
| in accordance with | ・法律、規約、契約書への完全な一致 ・極めてフォーマルな「準拠」 | 契約書、コンプライアンス文書 例:in accordance with local regulations | 日常会話では硬すぎるため、公式文書や法務関連に限定して使用推奨。 |
【実務直結】ビジネス英語における「〜によると」「〜に従って」の実戦例文
グローバルビジネスの現場では、情報の出所を正確に明記しつつ、自社のコンプライアンスや業務プロセスを明示するコミュニケーションが不可欠です。「according to」をスマートに組み込んだ実務例文をシチュエーション別にご紹介します。シーン①:市場動向レポートの共有(社内メール・プレゼン)
According to the financial metrics released in Q1 2026, our European market share expanded by 14.2%.
(2026年第1四半期に発表された財務指標によると、当社の欧州市場シェアは14.2%拡大しました。)
客観的な数値データを提示する際、冒頭に置くことでプレゼンテーションの説得力が一気に高まります。
シーン②:業務手順や契約要件の遵守(オペレーション・法務)
All security protocols must be executed according to the updated compliance manual.
(すべてのセキュリティプロトコルは、改訂されたコンプライアンスマニュアルに従って実行されなければならない。)
「マニュアルや規則の手順通りに行う」という指示を明確に出す場面で威力を発揮します。
シーン③:クライアントからの要請に基づく仕様変更(プロジェクト管理)
We have modified the system architecture according to the client's explicit requirements.
(クライアントの明確な要望に従い、システムアーキテクチャを変更いたしました。)
【実態検証】日本人学習者が陥りがちな3つの盲点と対策
編集部がTOEIC学習者やビジネスパーソンの英文ライティングを分析した結果、典型的なつまずきポイントが3つ浮かび上がってきました。これらを意識的に排除するだけで、英文の精度は見違えるほど向上します。盲点1:「according to + S+V」と文章を直結させてしまう
「According to the government announced...」のように、前置詞の直後に動詞を続けてしまうミスです。前述の通り、「according to」の後ろには名詞相当語句しか置けません。「〜が発表したところによると」と文を続けたい場合は、以下のいずれかに修正します。- 名詞句にする:According to the government announcement,...
- 接続詞「As」を使う:As the government announced,...
盲点2:ビジネスメールでの多用による「責任回避」リスク
社内報告で何でもかんでも「According to Mr. Tanaka,...」「According to the marketing team,...」と前置きすると、英語圏では「私は単に言われたことを右から左へ伝えているだけで、自分では責任を持っていません」という無責任なニュアンス(Passing the buck)に受け取られる危険があります。 自分が担当者として承認・納得している内容であれば、単に「The marketing team confirmed that...」や「We confirmed that...」と言い換える方が、プロとして信頼されます。盲点3:単語の重複による文章の稚拙化
1つのレポート内で「According to...」が3回も4回も連続して登場すると、語彙力不足とみなされます。適宜「As stated by...(〜が述べているように)」「As indicated in...(〜に示されている通り)」などの言い換え表現を散りばめるのが、こなれたビジネス英語を書く秘訣です。【プロの結論】「according to」を使うべき場面・見送るべき場面
- 積極的に使うべき場面:第三者機関の調査データ、ニュース報道、客観的な仕様書・工程表を引用・準拠するとき。
- 使用を見送るべき場面:自分自身の意見を述べるとき(In my opinionを使用)、条件次第で結果が変わる条件分岐のとき(depending onを使用)。
【according to 意味】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:according toの後ろにthat節を置くことはできますか?
A1:原則として置けません。「according to that S+V」という形は現代英語では文法的な誤りです。主語と動詞を含む節を続けたい場合は、「As [人] stated that...」や「According to what [人] said,...」のように表現を工夫してください。
Q2:according to him / her(彼・彼女によると)という使い方は問題ありませんか?
A2:文法上もニュアンス上も全く問題ありません。話し手以外の第三者を情報源として指定しているため、自然な英語です。ただし、前述の通り「自分(me / us)」を目的語にすることだけは避けてください。
Q3:according to と in accordance with はどのように使い分けますか?
A3:意味はほぼ同じですが、フォーマル度のレベルが異なります。「according to」は日常会話からビジネス全般で使われる標準的な表現です。一方の「in accordance with」は極めて堅い文語表現であり、主に契約書、法律の条文、公的規格の適合宣言などで用いられます。
Q4:文末にaccording toを置く場合、カンマは必要ですか?
A4:文末に置く場合は、基本的にカンマは不要です(例:The work was completed according to plan.)。ただし、文全体の補足情報として後から付け足すような感覚を強調したい場合に限り、例外的にカンマを置くこともあります。 (出典: according to 意味(Yahoo!ニュース))
まとめ:文脈に応じた使い分けで英語の説得力を高める判断基準
「according to」は、単に「〜によると」と機械的に訳すだけでは見えてこない、緻密な文法ルールとニュアンスを持つ表現です。 客観的な情報源を明確にするときは「according to」を活用し、自身の意見を述べるときは「in my opinion」や「from my perspective」へ自然に切り替える。さらに「条件分岐(depending on)」や「厳格な準拠(in accordance with)」との違いを意識して使い分けることで、ビジネスや学術の場におけるコミュニケーションの説得力は劇的に高まります。 語句の持つコアイメージと文脈に合わせた適切な表現選びを、ぜひ日々のライティングや会話で実践してみてください。